子育てしているとついイライラしちゃうなぁ…
本当は怒りたくないけど…感情がコントロールできない…
怒らない方法が知りたいけど、時間もないし…
そんなときは、マンガでよくわかる怒らない子育てがおススメ!
マンガだからサクッと読めるし、内容もまとめられているよ!
本書の紹介
子育てをしていると色んな壁にぶち当たります。
子どもが言うことを聞かない…話を聞かずに遊びまわる…
こういうことが積み重なるとだんだんイライラしてしまう。
そしてそのイライラを子どもにぶつけて自己嫌悪…
こんな経験は育児に携われば誰でも起こり得ることだと思います。
ぼくも3歳の娘の父親をしていますが、1日に1回は娘に対して大なり小なりイラっとすることがあります。
実際、コロナ渦の自粛生活が続いてストレスが溜まっていたところに家庭内でのストレスもたまり、娘にイライラをぶつけてしまったことが一度だけありました。
そのときは自己嫌悪で、後で泣きながら娘を抱きしめて「ごめん」と何度もつぶやいたことを今でも覚えています。
このままでは良くないと思い、いろんな書籍を探して手に取った一冊が本記事で紹介する
「マンガでよくわかる怒らない子育て」です。
この本を読んで自分自身に対する怒りを学んだことから、娘に対しイラっとすることはあっても、それをぶつけることはなくなりました。
- 子育てでイライラしてどうしようもない
- 怒りたくないのに子どもに対して怒ってしまう
- 時間がなくて本なんて読めない
こんな悩みを持つ方には、ぜひ手に取ってほしい一冊になります。マンガで綺麗にまとまっているので、サクッと読むことができますよ。
目次
- プロローグ
- 1 怒りはコントロールできる
- 2 まず、自分の怒りを理解しよう
- 3 コントロールできることにフォーカスしよう
- 4 伝え方は選べる(前編)
- 5 伝え方は選べる(後編)
- エピローグ
- 番外編 「怒らない子育て」はおかあさんだけものものじゃない
次の章では、特に印象に残った個所を紹介します。
怒りはコントロールできる
知っていましたか?怒りってコントロールできるんです。
いやいや、怒るときって突発的に感情が湧き出てくるやん!って思った方もいるかもしれませんが、実は違うんです。
本書では、”イラっとしたあとにどんな行動をとるか、それはあなたが決めている”と書かれています。
そのポイントは2つあります。
1つ目のポイントとして、人には、「心の枠」=「その人自身が決めたルール」があります。
幼稚園バスを待っているときに、いつも少し遅れ気味にやってくる親子に対して
「早めに起きるとか工夫はできないのかな…」と考えたり、「家庭には色々な事情があるから…」と考えたり、人によってその捉え方は違います。
前者は自分の中に「集合時間は守るべきもの」という自分のルールを持っていますが、後者は持っていません。
こういった自分のルールが多い人=「心の枠」の数が多い人、逆に自分のルールが少ない人=「心の枠」の数が少ない人です。
また、自分のルールが厳しい人=「心の枠」の大きさが小さい人、逆に自分のルールが緩い人=「心の枠」の大きさが大きい人です。
この「心の枠」が自分のイライラを引き起こしていると考えれば、それをどうにかすればイライラが減りそうですよね。
そのイライラを消すための魔法の一言が
「それって誰が決めたの?」
相手に対してイラっとしたときにこの言葉を自問してみると、たしかにほとんどのルールは自分が生活していく中で勝手に決めていたものです。
この言葉が習慣づいてくると、なんとなく自分の「心の枠」が大きくなり、数が減っていく感覚を感じることができます。
そしてもう1つのポイントは、「怒りは第1感情が引き起こしている、第2感情である」ということです。
危険なものの近くで遊ぶ子どもに怒るのは、「相手がけがをするんじゃないかと心配する」という第1感情があって初めて、怒るという第2感情が引き起こされているから、ということですね。
このことを自覚するだけでも、怒りそうな気持が感覚としてわかるようになります。
そして本書でもう1つおススメしているのが、怒りの記録を付けることです。
- 怒ってしまった出来事
- そのときどう感じたのか
- 実際はどうしてほしかったのか
- それを実現するために何をしたらいいか
この怒りの記録を見返すことで自分が何に対して怒りやすいのか、その傾向がわかるので、いざ普段怒る場面に直面したときに、「あっ、今怒りそうかも」と自覚することができます。
ちなみに本書を購入すると、付録で「怒りの記録」どこでもシートをもらうことができます。
まとめ
冒頭でも記載していますが、子育てでイライラすること、これはもう誰でも起こり得ることなのでどうしようもないことだと思います。
ただ、イライラしても怒りにくくできる方法がある。これを知っているだけでも気持ちがかなり楽になります。
無理してイライラを抑えるのと、方法を知っていてイライラを収束させていくのでは、心の持ちようもかなり変わってくると思うので、ぜひ本書は手に取って読んでいただきたいと思います。
皆さまと子どもとの日々が、穏やかな日々になるよう願っております。