子育て

なぜ小さい子どもは叩いたり噛んだりしてしまうのか。その行動原因と対応方法を解説!

保育園で自分の子どもがお友達に噛まれたや叩かれたはよく聞く話。
なぜ子どもはそんな行動をしてしまうのでしょうか。

こんな方におすすめ

  • なぜ叩いたり噛んだりしてしまうのか知りたい
  • 他人の子にケガをさせられてしまってモヤモヤする
  • 自分の子どもの「噛む」「叩く」癖にどう対応すればいいのかわからない

園を子どもに預けていると
叩かれたり嚙まれたりはよく聞く話。

うちの娘も保育園に預けている間に
何回か同じお友達に噛まれたことがあります。

そのときにまず考えました。

相手の親はきちんと子どもを躾しているのか?

これは口に出すことはないにしても
ほとんどの親が思うことではないかと思います。

でも、各家庭によって育て方も違うし
何より子どもにそれぞれの個性があるのも事実です。

今回はそのことについて調べたので記事にまとめました。

子どもはなぜ口よりも手を出してしまうのか?

結論から言うと…
小さい子どもほど表現力が乏しいから。
これにつきます。

言葉で表現する代わりに
行為で表現してしまうわけです。

自分が今こう思っていて
相手に何か伝えたい
けど言葉が出てこない…

それがもどかしくなって
手や口が出てしまうわけですね。

特に「噛む」という行為は、
言葉を発するときに
使うのと同じ部位である
口を使用するために
行ってしまう行為のようです。

確かに大人でも言葉が出てこなくて
「あ~!!」ともどかしい気持ちになることありますよね。

ぼくの娘も
噛むことはありませんが
怒ると叩いてくることが
たまにあります。

この「叩く」という行為も
自分が怒っていて
こういうことを思っている!
ということを
一生懸命伝えようとしている
表れなんですね。

子どもについて理解しているだけでも、感じ方が変わってくるかもしれませんね。

正しい伝え方を身に着けてもらうには?

子どもに正しい伝え方を身に着けてもらうには次の3つを意識すると良いです。

  • 身体を使って制止
  • わかりやすく線引きを示す
  • 気持ちを代弁する

①身体を使って制止

子どもが叩く・噛む
といった行為に及んだ場合は
まずは言葉だけでなく
体を使います。

子どもの手を持つ、
もしくは口を開けるなどして
実際に身体を使って制止しましょう。

②わかりやすく線引きを示す

「叩かないこと」「噛まないこと」を
シンプルにハッキリと伝えます。

よく子どもに注意するときに
やりがちなのが、
矢継ぎ早に言葉を並べること。

「叩かないこと!」
「噛まないこと!」

と一言で伝えるほうが、
子どもに対してスッと入ります。

矢継ぎ早に言葉を並べると、
むしろ子どもは
何を伝えようとしているのか
わからなくなってしまうんですね。

③気持ちを代弁する

線引きを示したら、
気持ちを代弁します。

「このおもちゃが使いたかったんだね。」
「順番抜かされたのがイヤだったんだね。」

こんな風に気持ちを代弁してあげると
子どもは安心することに加え
自分の気持ちを認識することができます。

繰り返しになりますが

①身体を使って制止して
②線引きを示して
③気持ちを代弁する。

この流れを行うことで
子どもの気持ちを
落ち着かせることができます。

ただ、気持ちを落ち着かせるだけでは
結局同じことを繰り返すかもしれません。

だから必ず
最後に正しい対応の仕方
を教えてあげるべきです。

こういうときは○○って言おうね。

と言いながら特に
伝えたい○○の部分を強調して
具体的に伝えるようにしましょう。

実際にこの行程をぼくの娘におこなうと
なんとなくですが伝わります。

叩くという行為そのものが
相手に痛みを与える行為だ
ということが分かるようで
夫婦でふざけて軽く叩くところを見られると
娘に注意されるようになりました(笑)

強調して具体的に伝えることで、子どもの中にも適切な表現力が身についていきますね。

相手の子どもにされたらどう受け止めるか

これはあくまでぼくの主観ですので
こういう意見もあるんだなー
程度にみてくださると幸いです。

ぼくの中では2つの考えがあります。

まず1つ目ですが、
園には様々な子どもがいるのは
事実であるということ。

そんな園に子どもを預けている以上、
「叩かれる」「噛まれる」などの
一定のリスクは受容すべきものだと思います。
(相手を大怪我させるような子がいれば話は別ですが…)

2つ目は、
他人の子どもは
そう簡単に変えられないこと

大人の世界でもそうですが、
相手を変えるというのは
とても難しいことです。

特に発達段階の子どもは
それが顕著でしょうし
その段階で他人の家から
あれこれ口を出すのも
違うかなと思います。

もちろん各家庭の親には
行為に対する対応の努力してほしい
と思いますが
いくら外から言ったところで、
やらない親はやらないものだと思っています。
(辛辣な意見ですみません。)

もし言われてやれる親なら
きっとすでに対応を考えているはずです。

そんな考えがあるので
普段子どもが噛まれたりしたときは
保育士さんに
引き続き注意だけしてくださるよう
お願いしています。

保育士さんも頑張ってくださっているのは
普段お話すればわかるので…

もちろん、噛まれてしまった
自分の子どものケア
だけは絶対に忘れないようにしています。

痛みや気持ちを共感して、
相手を抱きしめて安心させてあげる。

むしろこういった出来事も
親と子どもの愛を育める1つの機会
だとぼくは思います。

少しモヤモヤする方もいつかもしれませんが
このモヤモヤを
どうやって別の気持ちに変えるか
工夫するほうが
自分と子どもに対して良い影響が与えられるのではないでしょうか。

まとめ

今回の記事では、
「噛む」「叩く」
といった行為に焦点をあてて記事をまとめました。

園での他人の家の子とのかかわり方に
少しでもモヤモヤしている方の参考になれば幸いです。

また、今回の記事は
モンテッソーリ教師あきえさんの
モンテッソーリ教育が教えてくれた「信じる」子育て
を参考に作成しています。

本書は子どもに対する理解と関わり方を
優しくわかりやすくまとめてくれています。

今回の記事のような場面以外でも
子育ての壁にぶち当たった時の手助けになるはずです。

ぜひ一度手に取って読んでみてください。

また本書は別の記事で要約もしていますのでそちらも参考に…

参考記事:【書評・要約】目の前のその子を信じる「信じる子育て」

また、モンテッソーリ教師あきえさんは
Voicyやyoutube、Instagramでも発信されています。
個人的にはおススメです!!

それではまた次の記事で!

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